到達点はたぶんナードコア

ナードコア、というジャンルがあるらしい。アニメ、ゲームの音声とか劇中のBGM、SE、映像をサンプリングして作られた楽曲がそれにあたるらしい。

Sewerslvtというアーティストがいて割と有名らしいんだけどつい最近知った。もう活動停止しちゃったらしいけど。

lainっていうアニメのサンプリングがされてて打ち込みの高速ドラムが気持ちいい。

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サムネからもうナード臭がプンプンしていて素晴らしい。

lainは見たことがないんだけど、あらすじを見た感じ陰鬱なストーリーな気がしたから曲の印象とも合致する。

前の記事でもちらっと触れたんだけどkegonってアーティストはFF7クラウドの声をサンプリングして曲を作っててめちゃくちゃかっこいい。

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コテコテのナードコアというよりはヒップホップとかミクスチャーに近いと思うけどかっこいいしとっつきやすいと思う。Ageと仲いいしね。奈良周辺のアーティストを巻き込んでHEAVENってクルーがあるんだけどみんなかっこいいから聴いてほしい。lil soft tennisもいるし。ここいらへんとSTARKIDS、Yokai jakiとかも多分ナードコア好きなんじゃねえかな。服装とか趣味的に。オルタナとかパンクの畑にはあんまりナードを感じる人っていないけどヒップホップとかメタルの畑にナードっぽさが蔓延してるのって結構面白い現象な気がする。オタクの方向性がばらばらでよい。

アニメをサンプリングした曲がアニメの影響を丸ごと受けてテーマソングやOPとは別軸で作品に寄り添ってるのってめちゃくちゃ面白いし作品へのリスペクトの表し方としてとてもすてきだと思う。

攻殻機動隊とかエウレカセブンアーマードコアとかニーアシリーズをサンプリングしたナードコア作ってみたら楽しいだろうな。アニメ、ゲーム作品の解釈を作曲者が自由に音楽で表現出来たらめちゃくちゃ楽しいと思う。

 

ちょっとずれるけどトップシークレットマンも少しナードコアの成分があるんじゃないかな。なんて表現すればいいんだろう、ナードコアパンク?

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日本のネットミームをふんだんに盛り込んでMVを作ってるんだけど、この曲のMVの冒頭でアニメの映像がばーーーっと流れる。その中に我らがあらゐけいいち先生の日常の映像が挿し込まれていて感動した。あらゐけいいちヒャダインは小学生の俺にとって神に等しい漫画家、作曲家であったから10年以上越しに音楽の中で再会できてうれしかった。

 

グランジ、とかゴシックとかパンクみたいに音楽ジャンルが服装に結びついているんだからこれからナードコアもファッションにおいて市民権をゲットする!みたいな話をしたかったのに音楽の話一辺倒になってしまった。次こそ服の話する。